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2025年3月の記事一覧

3日目のご報告

 研修3日目は上着のいらない暖かい一日となりました。 絶好の行楽日和となったケンブリッジ。 集合場所である語学学校の前には、 小さなお子さんを連れたご家族が目立ちます。 何となく街がソワソワした雰囲気に包まれているように感じました が、 なんと今日はケンブリッジハーフマラソンが行われる日でした。 ケンブリッジにある主要なカレッジを巡るお祭りのようなこのイベント。もしかしたらランナーを見ることができるかも!? などと呑気なことを考えていたところ、 続々と悲報が届き始めました。「マラソンの走行区間に重なって、 バスがストップしています!」 あたかもぐんまマラソンの通行止めのような事態に陥ってしまった 私たち。予定通りに物事が運ばないことは、 海外ではそう珍しいことではありません。 こんな時に大切なことは「くよくよしないで、 最善の方法を尽くす」のみです。既に集合している生徒たちは、 本日訪れる場所を検索し、「ここのカフェに行きたいね」「キングスカレッジは絶対見たい!」 など班ごとに話し合いを始めました。そして全員がそろった時、 笑顔で「お疲れ様!よくがんばったね!」 と声をかけあったのです。1時間以上待たされたことに不満を漏らすのではなく、 長時間走ってきた彼女たちへ( 本当に汗だくになってがんばってくれました) ねぎらいの言葉を掛ける姿は何より尊い瞬間でした。

 語学学校からケンブリッジの主要カレッジ(大学) があるエリアまでは徒歩で移動します。 移動中に自分たちのホストファミリーがどんな家族か、 昨夜はどう過ごしたのか、 そんなお喋りがあちこちから聞こえてきました。「 アルゼンチンから来ている留学生がいたの!」「 一人暮らしのおばあちゃんだったから、21時頃には寝室に入っち ゃった。お土産渡せてないんだよね」(あっ、 これケーススタディでやったところだ!)「家族の他にチキン( 鶏)がいるって紹介されたけど、姿も見てないし声も聞いてない。」 最初の挨拶のことや夕食のことなど、笑顔交じりに話が弾みます。 足を進める途中、 予想通り私たちはマラソンのコースとぶつかりました。 すごい迫力です…!ランナーよりも、沿道で応援する皆さんが!! ぐんまマラソンを想像していた予想の遥か斜め上をいく熱狂。大歓声の中、 ランナーの方々は私たちの横を颯爽と走り去っていきます。 そしてここでもハプニング発生。 マラソンコースがキングスカレッジの前を横切っていて、 カレッジにたどり着くことができません。プランB(即興で決定) を発動して、近くにあった教会に一旦集まります。 ここを起点に約3時間の班別自由行動がスタートしました。

 先ほど決めた行程を意識しつつ、 進める道を探しながら迷路のような街を動きます。時間的に、 まずはランチ。どこのお店も混雑しており、 なかなかレストランには入れません。 カフェでサンドイッチを買ったり、 アサイーボウルを芝生の上で食べたり。 屋台が立ち並ぶマーケットを散策。神殿のような外観を持つFitzwilliam Museumで芸術作品を鑑賞。そう。今日は本当に良い天気なのです。 この滞在中に一番の天候と予言しても過言ではないかもしれません 。(悲しいことにイギリスの天候は雨が多いです) 良く晴れた空の下、 まだ慣れないイギリス英語に苦戦しながらもお店を回る姿には既に 頼もしさを感じます。明日からは語学学校での授業が始まります。 各国から集まって来た共に英語を学ぶ生徒さんたち。 果たしてどのような交流をしていくのでしょうか。 そして午後には、大学生の方々とのワークショップ。 活動の様子は、次の報告書をお待ちください。以上、 3日目のご報告です。