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R6 シンガポール・マレーシア研修 4日目

 こんばんは。土屋です。研修も4日目、中日となりました。

 午前中は、ナンヤン工科大学の佐藤裕崇先生より「昆虫サイボーグ」についての講義がありました。具体的には、ゴキブリに赤外線カメラ、AI、GPSを搭載した自立型の昆虫ロボットを世界に先駆けて作成したという話でした。その昆虫ロボットを使って震災時に瓦礫の下敷きになった人を感知し人命を救うことを目的とした研究で、これから5年を目処に実用化させたいというものでした。また、英語を学ぶ意義やいろんなことを学ぶこと(先生は大学院まで化学を学び、その後機会、電子・電気工学を学んだそうです。なので、とりあえず今学びたいことを学んで見てその後違うことを学んでもいいんだということを強調しておられました)でニッチの分野を目指すことの重要性、ワクワクする人生を送ってほしい等の熱い思いを語ってくださいました。

 その後、佐藤研究室の学生さんから大学を案内してもらいました。学生さん達が議論できる場所が多く設けられていたり、モダンで変化に富んだ建物群からシンガポールの教育に多くの資源を投じていることを感じました。

 午後には、佐藤研究室の学生さんから前女生の研究発表に対する質問や助言をいただきました。また、その発表後、佐藤先生から人のためになることを創り出す工学の意義と科学と工学の違い。研究においては大きすぎる問題を設定するのではなく、自分たちの資源で解決できそうな問題を設定することが肝要だということを学びました。是非、今後の科学探究の活動に活かしてほしいと思います。

 佐藤研究室の学生さんによるキャンパス見学

 芸術的な校舎 こんなところで学べる学生さんは幸せだなあ

 佐藤研究室の学生・研究員さんとのランチタイム

 佐藤研究室の学生・研究員さんからプレゼンに対しアドバイスをもらう

 佐藤先生の講演後、積極的に質問する生徒達